膝痛の原因

主なヒザ関節の痛みには、「変形性」「靭帯損傷」「半月板損傷」「膝蓋下脂肪体炎」「滑液包炎」などの名称が付くことが多いようですが、ヒザの痛みの多くは、股関節や足関節の動きの悪さに原因があります。
そのため、ヒザだけ治療しても、一時的に症状が改善しても、時間が経つと再び症状が出てくることがよくあります。

ヒザは、股関節と足関節の中間地点にあります。
そのため、股関節や足関節の可動域が低下すると、ヒザは動きが悪くなった股関節や足関節の動きを補うために通常より過剰に動かなくてはなりません。
足には股関節とヒザ関節にまたがる筋肉が多く存在するので、股関節の動きが不安定になると、その分ヒザ周りの筋肉に負担がかかります。

それ以外にも、ヒザには歩行の際に、足からの衝撃が上半身に直接伝わらないように衝撃を吸収するクッションの役割があります。逆に上半身からの衝撃が直接足に伝わらないようにする役割もあります。

そのため、足関節や股関節の状態が悪いと、ヒザ関節に伝わる衝撃も強くなり、ヒザの負担も大きくなります。

当院で行う治療法

当院では、患者さまのヒザ痛の原因を丁寧な問診と検査で探り、同じ症状を繰り返さないように、原因となる箇所を確認してからヒザ痛を改善していきます。

ヒザ関節がどの箇所からくる負担の影響で「痛み」や「機能障害」を起こしているのかを確認し、それぞれに原因となる箇所にアプローチしていきます。

ヒザ関節周りの筋肉はもちろん、「股関節」「足関節」の周りの筋肉を緩め、本来の関節の可動域を取り戻していきます。
筋肉が緩むことにより、血流やリンパの流れも改善されるので、炎症を起こしている部分から老廃物を素早く取り除き、新鮮な酸素や栄養を供給して痛みの原因となる炎症を早期に改善していきます。

各部位の状態によっては、運動を取り入れ、ヒザ関節にかかる負荷を軽減していきます。

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